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妊娠・出産・育児Q&A

妊娠に関するQ&A

妊娠をきっかけに、さまざまな疑問や不安も生じて来る事でしょう。よく聞かれる質問やご相談の中から、多くの皆さんに共通している内容をご紹介します。


妊娠すると脚の痙攣が起こりやすくなる?

妊娠中期ごろになると脚が痙攣するといった症状があらわれることがあります。
これは下半身のうっ血によって引き起こされる症状の一つなのです。子宮が大きくなると下半身へ流れる動脈血の流れはスムーズになりますが、逆に心臓へ戻る静脈血の流れは悪くなります。
静脈血に古い血が溜まると、筋肉や神経を圧迫するようになり痙攣を引き起こすことになるのです。
改善方法としては脚を温めたり、マッサージをしたり、脚を高くして寝るなどがあげられます。
カルシウムが不足することでも痙攣を起こすことがあるので、食事からカルシウムを摂取することも症状の予防や改善に必要といえます。

妊娠すると貧血になりやすくなる?

妊娠中期ごろになると貧血が増加するのには、食生活が大きく影響しています。
特に現代の女性は食事から摂取する鉄分量が少ないために、からだに蓄えられる貯蔵鉄の量が少なくなります。
そのため、胎児の成長が急速になる妊娠中期以降には体内に貯められた鉄が底をつき、鉄不足による鉄欠乏性貧血になりやすくなります。

妊娠中の貧血には葉酸の不足による葉酸欠乏性貧血も多くみられます。
ビタミンBの一種である葉酸の不足は、貧血をまねくだけでなく、胎児の発育状態にも影響します。
特に妊娠初期の葉酸欠乏は、胎児の神経系の異常を生じる可能性を高めることになります。
葉酸は一般的に不足しにくいものですが、妊娠中は必要量が増えるため、葉酸不足になりやすくなります。(通常の必要量は0.2mgですが、妊娠中には0.4mgと必要量が増加します)
葉酸は豆類(枝豆、大豆など)緑黄色野菜(ほうれん草、モロヘイヤなど)海藻類(のり、ワカメなど)に多く含まれています。 こういった食材を日頃から取り入れて葉酸不足を解消することにより、妊娠中のリスクを軽減するほか、貧血の予防・改善することもできます。

妊娠すると便秘になりやすくなる?

今まで便秘を気にしていない方でも、妊娠中は便秘になりがちになります。
妊娠後期に入ると大きくなった子宮が大腸を圧迫し、さらに妊娠中に多く分泌される「プロゲステロン」というホルモンの影響などにより、腸の運動が弱まってしまうからなのです。

便秘が続くような場合には、食事量や食物繊維がとれているかといった食事内容の見直しをしたり、適度な運動を取り入れたり、自然な排便リズムを作り出すことが大切です。
また、からだが冷えることによっても便秘を起こしやすくなるので、冷えが強い場合には冷え対策が必要です。

出血がありました。どうしたらいいですか?(妊娠中期以降~)

『どこからの出血ですか?』『痔ではありませんか?』
→膣からの出血でなければ、様子を見て診察時に痔の薬を処方します。

『茶色の出血ですか?』
→古い出血が考えられます。また、診察の刺激ででることもあります。量や回数など、気になる場合は電話相談の上、来院してください。

『赤い出血がたくさんでますか?』
→赤い出血はその時点で出ている新しい出血なので、流早産につながります。量にかかわらず、電話相談の上、受診してください。

※妊娠初期の場合は、お電話でご相談ください。


お腹が硬いです。おなかが張っています。

『ウンチはでましたか?』
→便秘の時はお腹が張りやすいです。便を出しやすくする薬を使ったり、水分をしっかり取りましょう。

『お腹は冷えてないですか?』
→まず、湯たんぽや温茶を飲んで体を温めましょう。また、安静にしたうえで1~2時間温めても変わらない時は、電話相談の上、受診してください。

10~15分間隔または1時間に4回以上、周期的に硬くなったり痛みがあったりしますか?
→子宮が収縮しています。妊娠37週未満の場合、切迫流早産に進行する場合があるので、電話相談の上、受診しましょう。1~2時間安静にしても、張りがおさまらない場合は危険です。

『お腹に板が入っている感じで、ずっと痛いですか?』
→胎盤がはがれて、緊急性を要する場合かもしれません。胎動がなかったり、出血がある場合はすぐに受診してください。(常位胎盤早期剥離といいます。)

「安静」とは…トイレや洗面以外は布団に横になり、休むということです。セックスは禁止です。お腹に力が入らないようにしましょう。

<病院への連絡>
■来院される前に電話で連絡をしてください。
■電話はご本人がおかけください。(詳しい状況や、ご本人の声の状態で判断したいため)
■診察券番号をお聞きしますので、診察券を用意してください。

日中より症状がある場合は、外来の診療時間内にお越しください。

出産に関するQ&A

陣痛が始まってからの過ごし方や、実際の出産方法に関しては、みなさんの気になられているところでは無いでしょうか。
出産ついて、よく聞かれるご質問やご相談をご紹介します。
こちらで紹介するQ&Aを通じて、まだ出産について具体的なイメージをお持ちで無い皆さんも、ご自分らしいお産について考えて頂き、ご家族と話し合う機会になればと思います。また、合わせて、当院のお産の内容やこだわりについて、お伝えできればと思います。


里帰り出産はできますか?

はい、できます。
里帰り分娩については、妊娠20週頃までにお問い合わせください。

一人目は帝王切開ですが、二人目は自然分娩できますか?

当院では、一度帝王切開術を受けた方の2回目以降の出産には、帝王切開術をしています。

なるべく自然に産みたいと思っています。陣痛室ではどのようなことをして過ごしますか?また、陣痛促進剤は使用しますか?

自然に陣痛が始まり、お産が順調に進むのが望ましいですね。
陣痛室では、好きな音楽を聞いたり、足浴やお灸をしたりしながらすごします。 また、破水していなければ、院内にある浴槽でお湯につかり温まったり、家族と共に自由な体位で過ごしたり、 散歩したり、リラックスしながら陣痛を自然に起こすようなケアをお手伝いしています。

分娩誘発や陣痛促進剤の使用など、医療的介入が必要な際には、 必ず、充分に医師からの説明をし、ご本人・パートナー(ご家族)の同意を頂いています。 ご質問、疑問な点については、医師または助産師に直接おたずねください。

入院したら、剃毛、浣腸、会陰切開などするのでしょうか? 点滴をさしたりしますか?

基本的に剃毛や浣腸は行っていません。

会陰切開については、分娩時の赤ちゃんの元気度(心拍数の状況)や 会陰の皮膚組織の伸展状況(伸びやすさ)がよくない時などに、行うことがあります。 皮膚を軟らかく、伸びやすくするために、妊娠中の会陰マッサージ(※)をおすすめしています。
点滴に関しては、近年、出産時に出血が多くなる傾向があります。そのため、出血時の対応策として、分娩が近づいたらあらかじめ点滴(もしくは血管確保)をします。

※オイルを使用し、自分で会陰のマッサージを試みる方法です。 詳しくは、助産師外来や出産準備クラスにてご説明しています。

無痛分娩はやっていますか?

当院では、無痛分娩はやっていません。
無痛分娩は薬を使用したり、吸引分娩など人工的な介入がどうしても多くなります。そのための副作用やリスクが全くないとは言えません。
本来、人間に備わった力を使って産む体験は、自分の力を信じることやその後の育児への自信につながるとわたしたちは考えているからです。

初めての出産なのですが、お産の時は必ず仰向けですか?分娩台ではなく、陣痛室でお産することもできますか?

分娩の体位は、全例が仰向けではなく、中には、横向きや四つ這いでご出産される方もいます。
お部屋は、安全な分娩を保つ(出血が多い場合や赤ちゃんが元気でない場合などに速やかに対応できるようにする)ため、 基本的に分娩室での分娩をお願いしています。

夫と子ども、実母が分娩に立ち会いたいと言っています。立ち会いは可能ですか?また、手術室の立ち会いはできますか?

基本的には、産婦ご本人が希望する場合、2~3人程度までの立ち会い(分娩室入室)は可能です。 ただし、ノロウィルス・インフルエンザなど伝染性の病気が流行しているシーズンには、 発熱・咳・鼻水などの症状のない元気なご家族(夫(パートナー)もしくは実母)の どなたか1人に限定させていただく場合があります。上記のような症状がなくても、接触による感染の危険性はあります。スタッフにご相談ください。

手術の場合には、予定の帝王切開術に限り、夫(パートナー)の立会いができます。 手術室入室前に、こちらで用意する専用の予防衣(ガウン)に着替えていただきます。 手術立ち会いをご希望の場合には、手術前日に入院棟スタッフにお申し出ください。

産まれたての赤ちゃんをすぐ抱っこしてみたいです。立ち会いをする家族か、自分が臍の緒を切ることはできますか?

赤ちゃんが産まれた時、元気であり、産婦ご本人の出血等が問題なければ可能です。

しかし、分娩時には、陣痛のストレスにより赤ちゃんが苦しくなってしまったり、産婦さんの出血が多かったりすることがあります。 そのような場合には、出産後、赤ちゃんの呼吸を助けるなどの処置や出血を止める緊急対応を優先します。そして、赤ちゃん、また産婦ご本人の状態が落ち着いた時点で、ご面会や抱っこなど、ゆっくりしていただいています。

育児についてのQ&A

出産後や育児に関して、よく聞かれるご質問やご相談をご紹介します。


乳児3ヶ月健診はできますか?

乳児3ヶ月健診は住所地の保健所で受けてください。
当院の乳児健診は、・1ヶ月・2ヶ月・6.7ヶ月・9.10ヶ月・1才・1才6ヶ月です。
小児科の予防接種は、・四種混合(DPT-IPV)・MR(麻疹・風疹)・おたふくかぜ・日本脳炎・水痘(みずぼうそう)・B型肝炎・インフルエンザ・肺炎球菌・Hibワクチン・ロタ・BCGなどです。すべて予約制です。お電話で予約ができます。この他に実施している予防接種や予約については、小児科のページをご覧ください。

母乳について教えてください。

赤ちゃんは生まれてくると自分で乳房を探し始め、近づけると吸います。誰に教えてもらったわけでもなく、赤ちゃんがもって生まれた自然の欲求であり、能力です。

母乳を飲んでいる赤ちゃんを見ると、“さあ、たくさん飲んでね”、“上手に飲んでいるかな”そんな言葉をかけ、自然に笑みがこぼれることでしょう。授乳を楽しめるのはほんの半年から長くても2、3年くらいです。思いっきりおっぱい人間になってください。また、母乳育児は赤ちゃんにとっても、あなたにとってもいいことはたくさんあります。

● 母乳のいいところ
(1)赤ちゃんを感染から守る
(2)アレルギーの予防になる
(3)消化吸収がよくて、胃腸にやさしい
(4)赤ちゃんのあごの発達や脳の発達を促す
(5)赤ちゃんとのきずなを強くする
(6)産後のからだの回復を助ける
(7)互いのリラックスになる
(8)いつでもどこでもあげられるので、簡単で経済的

しかし、母乳育児を始めてみると、これでいいの?足りているのかな?と心配になることがあるかもしれません。
核家族化や少子化が進んだ現代社会では、赤ちゃんに触れたりかかわったりすることが今までなかった人も多いと思います。また、母乳育児の経験者が周りにいなければ、“こうすればいいのよ”、“これでいいのよ”と言ってくれる人もいないかもしれません。
自信をもって母乳育児をするには、不安や心配を一人で抱え込まないことが大切です。そんな方々に少しでもお手伝いをしていきたいと考えています。
母乳相談の中でよく聞かれる質問をあげています。参考にしてください。 
Q1:母乳を吸わせても赤ちゃんが泣く
母乳を飲ませても赤ちゃんが泣くときはどうしたらよいか、不安になりますよね。
赤ちゃんの授乳回数には個人差があります。母乳は消化が良いので、1回の授乳で3時間くらい満足することもあれば、1~2時間でほしがる時もあります。母乳だけで授乳をされている場合、生後1~2ヶ月くらいは1日の授乳回数が8~15回くらいになることもあります。

また、空腹以外の別の理由で泣くこともあります。例えば、母乳を吸っていると安心だから、もう少し吸っていたい時。抱っこしてもらっていると安心だから、抱っこをしてほしい時。眠りたいけれど、眠れない時。うんちが出そうだけれど、出なくてお腹が不快な時。飲みすぎてお腹が満腹すぎる時。寒かったり、暑かったりする時。こんな理由もあるかもしれません。

● 対処方法
母乳 ・母乳をほしがっているときは、何回でも赤ちゃんがほしがるだけあげて大丈夫です。

・抱っこをしてほしい時、眠りそうだけどベッドや布団に寝かせると泣く時は、ゆったりとした気持ちで赤ちゃんが好む姿勢で抱っこをしたり、好きな音楽を聴かせてみてはいかがでしょう。

・満腹で気持ち悪くて泣く時は授乳の途中でげっぷをさせて、授乳が終わった後は立て抱きにして背中をさすって落ち着かせてあげましょう。

・うんちが出なくて不快な場合は、腸の走行に沿って「の」の字にお腹をやさしくマッサージしてみましょう。
Q2:母乳が足りているか分からない
母乳が足りないと感じる理由として、“周りから「足りているの?」と言われる”、“乳房が張らなくなった”、“母乳を飲ませたあともすぐに泣く”、“授乳間隔があかない”という答えが多いようです。
乳房の張りかたは個人差があります。それほど乳房が張らなくても、赤ちゃんに吸われる刺激でからだが反応して母乳が出てきます。また、母乳だけの場合、新生児の時期は授乳回数が1日平均で8~12回くらいです。泣く理由は母乳以外のこともあります。 (Q1参照)

● 母乳が足りている目安
・尿の回数が1日6~8回くらい出ている
・便の回数が1日3~5回くらい出ている

また、1回の授乳時間を制限しないで一方の乳房をしっかり飲んでもらい、それからもう一方の乳房にかえて飲んでもらうようにすることも大切です。
Q3:乳頭に傷ができて吸わせると痛い
乳頭痛の原因として考えられることはいくつかあります。まずは適切な抱き方や含ませ方で赤ちゃんが飲んでいるかどうかです。大きく口が開かないまま、浅く含ませている時は乳頭の先端だけを吸っていて、乳頭が赤くなったり水泡や傷ができることがあります。

また浅い吸わせ方はうまく母乳が飲めていないこともあります。乳頭の形が大きい時や、乳頭・乳輪が硬い時も乳頭だけしか吸えなくて痛みを感じることがあります。その他、乳房を離す時に傷ができたり、乳頭の感染や乳房がつまったことによる痛みもあります。

● 乳頭痛がある時のセルフケア

・適切な抱き方、含ませかたをもう一度確認しましょう。 赤ちゃんをあなたの胸に引き寄せ、あなたと赤ちゃんが密着するようにします(図1)。

乳房を支える位置は、親指を乳輪よりも上に置き、他の4本の指が乳房の下の方を支えるようにします(図2・図3)。


(図1)

(図2)

(図3)

赤ちゃんの鼻が乳頭と向き合う位置にくるようにします。赤ちゃんが大きい口を「あーん」と開けたタイミングで舌の上に深くくわえられるように赤ちゃんを引き寄せます。

・浅く含んでいる時は舌打ちや舌を鳴らすような音が聞こえます。
もう一度やり直して深く含ませられるようにしてください。

・乳頭痛や傷があるときは、いつもと抱き方をかえて、傷に当たらない位置で含ませるようにしましょう。

・乳頭痛がない乳房から先に飲ませて、反対側の乳房にかえてみましょう。

・乳頭や乳輪が硬い時は深く入れてもすべって浅く飲んでしまうことがあります。
授乳前に乳頭・乳輪を手でやわらかくしてから飲ませてみましょう。
どうしても痛くて直接飲ませられない時には搾乳をしたものをあげる方法もあります。

Q4:乳房が石のように硬くなってしこりがある
乳房にしこりがある場合は、乳腺のつまりの状態であると考えます。原因としては授乳間隔があいてしまうことや、赤ちゃんの飲み方によって十分に母乳が飲めていないことが考えられます。授乳間隔があかないように飲んでもらい、時間を制限しないで赤ちゃんがほしがる時にほしがるだけ母乳を飲ませることが大切です。

● しこりが出来てしまった時のセルフケア
・授乳時にしこり部分を指や手のひらを使ってやさしく押したりさすったりしながら授乳をしてみましょう。
・できるだけしこりのある側の乳房から授乳をしましょう。
・いつもと抱き方をかえていろいろな方向から飲んでもらうようにしましょう。
・腕や肩をまわし、肩や肩甲骨をほぐして循環を良くしていきましょう。
・からだを冷やさないように温かい食事をとり、出来るだけストレスをなくし、休息がとれるようにしましょう。

以上のようなセルフケアや対処方法をおこなっても、症状が改善しない時、赤ちゃんの飲み方や体重の増え方が心配な場合は母乳外来で相談してください。
Q5:卒乳・断乳の時期やその方法が分からない
最近では1歳を過ぎても母乳を飲んでいる子どももいるように、1歳を過ぎたからといって必ず母乳をやめさせなければならないという事はなく、その時期が多少早くても遅くても発育に大きな影響はありません。仕事復帰や病気などの理由で母乳をやめなければいけない時や、子どものほうから自然にやめる時など時期は異なってきます。

特にトラブルなく、卒乳・断乳される方もいるので全員が病院でのケアが必要とは限りません。今まであげていた母乳を一度にすべてやめてしまうと、乳房の張りが強くなったり、しこりができたり、痛みが出たりなどのトラブルになることがあります。そのため、段階的に授乳回数を減らしていき、張った際には軽く排乳したり、冷やしながら進めていくのが一般的な方法です。しかし、卒乳・断乳したい理由、月齢やその時の授乳回数、乳房の状態などによっても個々に違いがあります。困った時は母乳外来でご相談ください。また、身体的な理由などで短期間にやめる必要がある場合は母乳外来もしくはかかりつけの産科にご相談ください。

卒乳・断乳の時期については、様々な考え方があります。しかし、あなたとお子さんのタイミングで決めてよいと私たちは考えています。不安や疑問がある方は事前に母乳外来でご相談ください。

母乳外来・母乳相談(予約制)

予約方法:お電話

予約受付時間:平日 9:00~16:00

診療受付日時:火・金曜 9:00~17:00 / 月・木曜 9:00~11:00 ※不定期

時間:1時間 / 1回

費用:初診 5,500円 / 再診 3,500円

担当:助産師


こどもの洋服は何枚くらい着せたらよいですか?子どもの手足が冷たいので心配です。

赤ちゃんは自分で上手く体温調節ができません。衣服の枚数は気温や室温に合わせてこまめに調節しましょう。
大まかな目安としては「新生児~2ヶ月位までは大人より1枚多め、3ヶ月~6ヶ月位までは大人と同じ、6ヶ月以上は大人より1枚少なめにして薄い肌着をまめに替えるような服装」です。
赤ちゃんの手足が冷たくて心配な時は、赤ちゃんの背中に手を入れてみましょう。背中やお腹など、胴体がポカポカしていて体温が保たれているようなら心配はいりません。

逆に、汗ばんでいたり、ひんやりと冷えていたら暑い寒いのサインです。暖房の効いている室内ではなるべく薄着で動きやすいほうがいいでしょう。ミトンや靴下を履かせなくても大丈夫ですが、あまりに気になるようなら靴下を履かせてあげてください。
大人が暑い寒いと感じる温度は赤ちゃんも同様に感じます。

こどもとどうやって遊んだらよいかわからず悩んでいます。

赤ちゃんの月齢が小さければ小さいほど「どうやって遊んだらいいの?」「あやし方がわからない」と悩んでしまうかもしれません。これまで赤ちゃんと接する機会があまりなかった方であれば、それは当然のことです。

新生児~1ヶ月頃の赤ちゃんであれば「あやすと笑う」というやりとりは、もう少し先になる場合もあります。この時期は、赤ちゃんの目をしっかりと見つめて、やさしく声をかけたり触れたりするだけで十分です。赤ちゃんの発する「あー」「うー」などの言葉を真似たり、「たのしいねぇー」「うれしいねぇー」など、たくさん話しかけましょう。ほっぺやからだに触れられることも大好きですよ。首がしっかりしたら抱っこや膝の上に乗せて歌を歌いながらゆっくり揺らしてあげたり、オムツを替えるときに頭から足の裏まで全身をこちょこちょしたり、お腹に「ぶぶぶぅー」と息をかけたり、おなかをマッサージしたり、足をのばしてあげたり。特別なおもちゃがなくても、言葉かけとスキンシップで赤ちゃんはきっと大いに喜んでくれます。

寝返りやハイハイができるようなら、赤ちゃんの目線になって一緒にゴロンと寝転んだり、一緒にハイハイをしてお部屋の中を動き回ってみましょう。赤ちゃんの目線になることで思わぬ発見があるかもしれませんよ。 赤ちゃんがやっていることに対して「いいねぇーたのしいねぇー」「それが好きなのねぇー」とたくさん言葉をかけたり、接したりする程、赤ちゃんは喜び、心身共に安心して成長していきます。

赤ちゃんにとっては、おもちゃをポイポイすることも、なんでも口に運んでカミカミすることも、真似っこすることも、寝ている時以外は全てが遊びになります。「遊び方」「あやし方」というと、赤ちゃんに対して特別なことをしてあげなくちゃいけない、と考えがちですが、赤ちゃんにとっては何気ない動作が楽しい遊びになります。肩の力を抜いて「赤ちゃんに遊んでもらおう」というくらいの気持ちで赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しんでみましょう。

寝かしつけがうまくいきません。下におろすと泣いてしまうので抱っこばかりしています。抱きぐせがつきますか?

ひと昔前は「抱きグセ」というとあまり良くない「クセ」とされてきましたが、現在では「抱きグセを気にせずにたくさん抱っこをしてあげましょう」という考え方が主流になっています。

赤ちゃんにとって抱っこは、大好きな人からの愛情や安心感を得られる何よりも嬉しい行為です。とはいっても、抱っこしていないと泣いてしまう、抱っこするまで泣き止まない、となると体力的にも辛くてヘトヘトになってしまいますね。どうしても手が離れなければ、ベットに寝かせ泣き声が聞こえるところで用事を済ませたり、一息ついたり、音楽を聞いたり、お茶を飲んだりして、赤ちゃんが泣くのはあたり前と思う気持ちが大事です。少しリラックスしたらまた抱いてあげればいいのです。寝かしつけようとこちらが焦れば焦るほど、その気持ちが赤ちゃんにも伝わってますます泣き止まなくなったり…。

抱っこ大好きの赤ちゃんは少々大変かもしれませんが、まずは大人が落ち着いて対応することが大切です。
赤ちゃんは言葉の代わりに泣くことで自分の気持ちを表現しています。
こんなに抱っこさせてくれるのも一時期のこと。「今は抱っこで眠りたいのね…」と、ひと呼吸おいてから赤ちゃんの欲求を満たしてあげましょう。
普段から抱っこをしてあげていることで、熱がある時やからだの痛みの有無など、からだに触れるだけで赤ちゃんの体調の変化が分かることもあります。

夜なかなか寝てくれないので寝るのが遅くなってしまいます。

赤ちゃんの睡眠リズムには個人差があり、月齢によっても寝付きは変化します。 新生児期は1日に何回も「眠る」「目覚める」のリズムを小刻みに繰り返し、まだ昼夜の区別ははっきりとしません。 3~4ヶ月頃になると昼間起きている時間が長くなり、夜はまとまって寝る、というように徐々に昼夜の区別がついてくるようになります。

赤ちゃんが夜になってもいつまでも寝てくれないと、こちらも慌ててしまったり…、だんだん疲れてきてしまったり…。赤ちゃんはというと、かえって目が冴えていたり…。 すんなり寝てくれない赤ちゃんは手ごわいものですが、生後3ヶ月頃から赤ちゃんがまとまって眠るようになってきたら、まずは生活リズムを整える工夫から始めてみましょう。

朝は決まった時間に起こし、部屋のカーテンを開けて朝日を入れましょう。
昼間はなるべくベッド以外で過ごし、公園に行って外気浴をするのもいいでしょう。
たくさん話しかけたり、からだを動かしたり、いっぱいスキンシップをして遊んであげてください。昼間の遊びを充実すると、適度な疲れから夜によく眠ってくれるようになるでしょう。

また、離乳食やお風呂を毎日同じ時間にすること、夜は部屋を暗くして静かな雰囲気作り、寝る前は絵本を読んだり静かな遊びをするなど、1日の過ごし方を一定にすることで生活リズムが整ってきます。
とはいっても、赤ちゃんの月齢や住宅環境・家庭環境などによっても寝付きには個人差があるものですから、あまり神経質にならないことが最も大切です。
できることから少しずつ、昼と夜のメリハリをつけた生活を心掛けてみましょう。

おむつが取れなくて困っています。トイレ・トレーニングはどのようにしたらいいですか?

「トレーニング」というと訓練のように感じて「はやくオムツをはずさなくちゃいけない」と思ってしまうかもしれません。オムツは子どものからだの排泄器官の発達に伴って無理なく「はずれる」ものです。

トイレ・トレーニングを始める目安としては、「トイレ」「おしっこ」「ちっち」という簡単な言葉が理解でき、大人の言葉がわかって、ある程度の受け答えができる2歳前後が適当といわれていますが、これはあくまで目安です。
「おしっこの間隔が空いている」「おしっこがしたいという尿意がわかる」など、子どものからだの構造がきちんと準備できていないうちにトレーニングを始めると、かえって時間がかかってしまうこともあります。

トイレ・トレーニングを始めても、お互いにイライラしてしまうようであれば、まだトレーニングの時期ではないということです。思い切ってトレーニングをやめましょう。
子ども自身の準備が出来ていないうちは無理強いせず、本人がやる気を出すまで一歩戻ってのんびり待ちましょう。

トイレ・トレーニングは行きつ戻りつしながら少しずつできるようになります。
子どもはその日によって気まぐれですから、大抵の場合は長期戦になると思って焦らず長い目で見ていきましょう。何歳までという決まりはありません。あわてずに。

トイレでの排泄が成功した時は大いに褒め、たとえ失敗しても決して叱らず「もう少しだったね」「大丈夫だよ」と励ましながら、温かく見守っていきましょう。
お子さんやご家庭のペースで親子のやり取りを楽しみながら進めてほしいと思います。
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