性暴力被害者への医療対応
性暴力は女性にとって身体的にも精神的にも深刻な健康被害を与えます。
暴力被害にあわれた方への医療対応をしています。
ご来院にあたって
大きな怪我のあるときは先に外科・整形外科で診てもらってください。
- 大きな怪我がない場合は、当院で対応ができます。
- 警察に被害を届ける場合は、被害にあった場所を管轄する警察署へ行ってください。
- 証拠採取が希望であれば出来るだけ早く病院へ来てください。
精液の採取は被害にあってから24時間以内といわれています。 - 証拠採取に際して重要なのは、病院に来る前にシャワーなどで洗い流さないことです。
- 妊娠の可能性がある場合は、緊急避妊薬(アフターピル)を処方しますが、
性暴力被害にあって72時間以内に飲む必要があります。
診察の流れ
病院に来られる前には一度お電話をください
(電話番号:03-3653-5541)。
まず看護師が状態をお聞きします(答えたくないことは答えなくてもかまいません)。
医師の診察
- 腟内の傷の確認
- おりものの細菌検査
- 腟内の洗浄
- 血液検査(感染症)
からだにキズ・アザ・内出血などが見られる場合は、ご本人の希望を確認して写真を撮影し、証拠としてカルテに保存する場合があります。
警察を通して来る場合は、ご本人の同意と希望があれば、証拠採取します。
被害直後に血液検査を行いますが、直後は感染潜伏期の場合は検査結果が陰性に出る場合があります。
被害による感染のより確実な確認のためにも2~3か月後に再度血液検査を受けることをお勧めします。
妊娠の可能性がある場合は
「緊急避妊薬(アフターピル)」を処方します。
緊急避妊薬(アフターピル)を服用しても100%妊娠を避けられる訳ではありません。
もし妊娠した場合は早めに病院に来てください。
※診察の内容によって料金は異なります。
当院以外に、性犯罪・性暴力に関する相談窓口として各都道府県にワンストップ支援センターがあります。
産婦人科医療やカウンセリング、法律相談などの専門機関とも連携しています。
DV被害者への対応
私たちはDVが女性や子どもたちにとって身体的にも精神的にも深刻な健康被害を与えるものと考えています。あなたやあなたたちの身近な人がDVによって「安全・自信・自由」を奪われているなら、それらを取り戻す支援をしたいと考えています。
本人の安全が第一です
わたしたちは「本人の安全を第一」に考えて対応します。ご相談ください。
【病院に来る際は】
来る前にお電話でご連絡ください
(電話番号:03-3653-5541)